PRODUCTS INFORMATION回転ベアリング一体型ボールスプライン
回転ベアリング一体型ボールスプラインユニットHRSU
HRSUとは
「有限ストロークボールスプライン」と
「回転ベアリング」と
「タイミングプーリ」をアッセンブリしたユニット製品
特長
コンパクト設計
- 回転ベアリング外径φ11mm
- 12mmピッチの配置が可能
- 軽量化にも貢献
Z軸×θ軸+吸着の動作が可能
- 直動(Z軸)×回転(θ軸)動作
- 中空軸仕様で、吸着機能の搭載が可能
シャフト端末加工可能
- シャフト端末を、お客様にて自由に加工が可能
モジュール化により、
お客様の手配・組立の手間を軽減
シャフト端末加工について
- 本製品は、シャフト端末加工をユーザ様にて加工ができます。
- シャフト端末からレーザーマークまでの範囲(加工可能範囲)が加工できます(上図参照、寸法は裏面参照)。
- シャフト加工の際は、スプラインユニットへのキズや異物の侵入を防止してください。
- スプラインユニットから引き抜いたシャフトに対して加工することもできます。その際は以下の点に注意してください。
- シャフトを引き抜く際は、ストローク方向にゆっくり引き抜いてください。
- 加工時は、シャフトを曲げないように行い、加工可能範囲外に傷が付かないように注意してください。
- シャフトをスプラインユニットに戻す際は、シャフトに異物の付着が無い状態で、外筒とシャフトのシリアルNo.が同じであることを確認し、上図のように、シリアルNo.と合いマーク(Mタイプの場合はセットスクリュ)の位置を合わせて、ゆっくり挿入してください。
スプラインユニットからシャフトを抜いた場合、および端末加工を行った場合のシャフトの振れについては、保証対象外となります。
回転ベアリング一体型ボールスプラインユニット使用事例
呼び番号構成
寸法表
プーリタイプ | シャフト 外径 ΦDO |
ストローク | L1 | L2 0 -0.05 |
L3 | L4 | D2 | D3 | D4 | D5 | T1 | T2 | T3 | T4 | 回転ベアリング | タイミングプーリ仕様 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
外径 | 幅 | 歯形 | 歯数 | ピッチ径 | 外径 | 幅 | |||||||||||||||
ΦD1 0 -0.01 |
B | PD | OD | W | |||||||||||||||||
L タイプ | 4 | 10 | 27.8 | 22.2 | 100 | 20 | 8.5 | 6 | 10.6 | 9.2 | 1 | 2.3 | 14.8 | 1 | 11 | 3 | 2GT | 16 | 10.19 | 9.86 | 5.0 |
R タイプ | 7 | ||||||||||||||||||||
M タイプ | 12.8 |
- 左図の※部の振れは出荷時の保証値です。
- スプラインユニットからシャフトを抜いた場合、および端末加工を行った場合は保証対象外となります。
- 予圧 0.5~2μm
- 材質 - スプラインユニット:SUJ2, アルミ
シャフト(軌道部) :SUJ2 - シャフト硬度:HRC 58以上
加工可能範囲:HRC 約30以下
ご使用上の注意
取扱上の注意
- 各部の分解をしないでください。塵の侵入や精度悪化の原因となります。
- 本製品を傾けますと、外筒やシャフトが自重で落下する恐れがありますので、ご注意ください。
- 本製品を落下させたり、衝撃を加えたりしないでください。破損の原因となる場合があります。
- 本製品の保管時は、高温、低温及び多湿の環境下での保管は避け、結露の無い環境で水平に保管してください。
潤滑についての注意
- 潤滑については、弊社指定の潤滑剤を塗布してからご使用ください。塗布の際は、あらかじめ防錆油を拭き取ってください。
- 特殊な潤滑材を使用される場合は、弊社までお問合せください。
- 給脂につきましては、弊社にお問い合わせください。
使用上の注意
- 塵や遺物の侵入は、破損及び機能低下の原因となりますので、異物の侵入を防止してください。万が一、異物が侵入した際には弊社にご相談ください。
- 高温、低温及び多湿の環境下でのご使用は避け、結露の無い環境下でご使用ください。
- 特殊環境下(クリーンルーム、真空中、その他)でのご使用の場合は、弊社にお問合せください。
その他の注意
- その他、ご不明な点がありましたら、弊社にお問合せください。